今季も全てのレギュラーシーズン日程が終了
レイブンズの最終成績は10勝7敗、シード6位でプレイオフ進出。フラッコ時代に似たこのギリギリ感がたまんねえぜ
同地区対決は序盤3連勝と調子が良かったものの、終盤はラマーを欠いて3連敗。とはいえAFC北は、今季12勝4敗(1ノーゲーム)だったベンガルズの4敗のうち3つは同地区からのものだったくらいタフな地区。ラマーを欠いて1勝出来ただけでもよしとしておこう
今季10勝のうち3勝は同地区から。またほぼプレイオフチームに勝てていない。勝てているのはベンガルズとバッカニアーズだが、バッカニアーズは負け越しなのでカウントすべきかは微妙かも
一方で7敗のうち5敗はプレイオフチームからのもの。あとの2敗は同地区。単純な力関係では少し厳しいかもしれない

オフェンス成績は、パスが28位、ランが2位と例年通りの数字。総合では16位で得点力は19位となった
序盤はパスでも飛ばしていたが、ベイトマンの負傷などパスゲームでの狂いが生じ始めて最終的にはこの結果に。デュバネイもIR入り、デショーン・ジャクソンはカット、プレイオフでもWRがいないことがほぼ確定しているのが辛い
QBラマーはおそらく出られるだろう。ただ手の内を隠すためと怪我の回復に念を入れるため最後の方は全休していたと考えている。もっとも、それが的外れでWCに出られませんとなればそれは最悪の事態。何とかなればいいが……
被サック数は38でリーグ13位タイの少なさとなったが、レイブンズはモバイルQB特化型なのでQBランをロスで止められてサック扱いというのも多い。サックによるロスヤードは162ヤードで実はリーグ2位タイの少なさになっており、実際はオフェンスラインがパスプロで効果的だったと言えよう
被インターセプト13回は15位タイの成績で、あまりパスを投げないにしては多い方だ。特に追いかける展開でことごとくピックされているというのが痛く、全体的には上手いこと逆転の芽を作り出せなかった感じだった
それでもパス19TDでなんとか被インターセプト比でマイナスという事態は回避
ランの1回平均獲得ヤードは2位タイ。ただラッシングTDが13は物足りないかもしれない
3rdダウン成功率は41.7%で11位、ギャンブル成功率は40%で26位。アグレッシブに行って取り切れないという数字が7敗にもつながっている
反則数は82回で6番目に少なくランゲームの安定に寄与してくれたが、スナップ前のイージーミスも多かった。シーズン最後は少し減ったので修正できたと期待しておこう
リーディングラッシャーは相変わらずQBラマー・ジャクソン
リーディングレシーバーも相変わらずTEマーク・アンドリュースだった

ディフェンス成績はパスが26位、ランが3位でオフェンスと同じ様な成績に。総合では10位で失点は3番目に少なかった
トレード期限前のILBロクアン・スミス獲得以降でディフェンス成績は全体的に改善。ILBパトリック・クイーンとの相性も抜群で、更にSマーカス・ウィリアムスやOLBタイウス・バウザーの復帰もありシーズン終盤の守備力は圧巻ではあった
気になるのはDLキャンベルとCBピータースの怪我。プレイオフまでに間に合うかどうかの勝負となる
サック数は48で5位タイ。うちエッジから19.5サック、DLから14サック、ILBから8サック、セカンダリから6.5サックとなっている
ブリッツをかけなくとも内外両方からプレッシャーをかけられるというのが強みで、またブリッツを入れても効果的ではある。ただ最終週ではQBバロウに躱されまくっていたので、そこをしっかりつかみきれるかがプレイオフのポイント。新人オジャボが僅かなスナップで1ストリップサックを決めていたが、これを続けられるか
インターセプト数は14。シーズン中盤まではトップ争いだったが、オフェンス力の低下により相手がパスを投げる機会が激減してしまった結果、最終的には6チーム並んでの7位タイの成績に終わった
対パサーレーティングは88.7でリーグ16位。ただし地区内では最下位の成績
被パスTD数は20で意外にもリーグ5位タイの少なさとなっている
CBハンフリーがギリギリでTDを許さないなど「Bent, but not broken」の哲学が遂行できていそうだ
ランでの1回平均喪失ヤードは3.9ヤードで3位。許した最長ゲインは31ヤードでこれは今季リーグ2位の短さとなっている
被ラッシングTDは11でリーグ8位タイの少なさ。短く止めるのでRBがボールを溢す機会が少なく、ランでのファンブルは相手のミス含めて5回、うちリカバーは1回のみに終わった
3rdダウン阻止率は65.1%でリーグ4位。ただギャンブル阻止率が37.5%しかなく28位タイ。追い上げられる展開に弱いことが分かる
実際に、今季は10点差をつけたのに逆転負けした試合が7敗中5敗もある。序盤はオフェンスが点を取ってくれているのにでディフェンスでもっと取られてしまう、中盤ではオフェンスディフェンスのミスに付け入られる、終盤ではオフェンスがリードを全く広げてくれないという多種多様な負け方になってしまった
反則は79回で650ヤード。回数も喪失ヤードもリーグで最小で、特に終盤戦はディフェンスでゲームを壊すことがほとんどなかったと言っていいだろう
リーディングタックラーはILBパトリック・クイーン
サック王はOLBジャスティン・ヒューストン
インターセプト王はSマーカス・ウィリアムス(10試合)

ターンオーバーディファレンスはインターセプト14 - 被インターセプト13で+1、ファンブルリカバー11 - ファンブルロスト8で+3
FGは37/43 86%で最長58ヤード、PATは31/32。合計で142点はレイブンズの得点の約40%になる
パントでは平均45.9ヤードは24位タイで少し短め。57パント中インサイド20が26回、フェアキャッチが20回、タッチバックが7回となった。平均被リターンは6.4ヤードでリーグ4位の少なさだった
リターンチームはキックオフが平均24.4ヤードでリーグ8位(1TD)、パントが平均10.7ヤードで6位タイ
Pスタウトは今後の成長に期待。Kタッカーは成功率こそ落としたのもの、彼の責任でない失敗もあった
リターンチームは序中盤ほどの数字にはならなかったにせよ、リーグ上位勢
問題はリターンプロボウラーWRデュバネイの欠場ではあるが、ヒルとプロシェイもそれなりにやってくれてはいるので大きな崩壊はないだろう



ポジションごとの総括とシーズンオフ展望
・QB
今季もラマーが負傷し正味6試合の欠場。ここ2年で半分くらいしか試合に出られていないのは少し頂けない
長期高額契約に加えて全額保証まで求めている彼だが、さすがにこれでは長期か高額か全額保証のどれか1つ or 2つは諦めて貰わないと……
場合によってはフランチャイズタグ指定からのトレードも全然ありだ。RBドビンズとガスでランオフェンスは全然上手く行くことが分かったことからも、どちらかといえば投げられるQBの方が欲しい感が出てきた
ドラフトで欲しいのはC.J.ストラウド。しかし、彼に手が届くほどの上位勢がトレードに応じてくれるかは、かなり厳しい
バックアップのハントリーも1試合半の欠場。パスタッチはラマーより綺麗だけどもロングパス精度やラッシングの爆発力ではさすがに見劣りする。もっと走れると思ったが意外にヤードを稼ぐことはできなかった
そして3番手のアンソニー・ブラウン。彼を取った以上、使うなら足を絡めないと意味がないのにプレイコールはほぼ全てQBランなし
これではモバイルQBをバックアップに揃えた意味がない。怪我が怖いというならなおさらモバイル型のQBを取り過ぎる必要はないだろう
最終週に2int1FLで21点を相手に与えてしまった失態もあり、パスだけではNFLでやっていけないことが露呈。ただ彼の強みはやはりQBランを絡めてこそなので、これはコーチ陣も悪い。ただQBラマーの復帰がほぼ確実なのであれば、再戦に向けてQBランを見せたくなかったというのも理解できるかも
とにかく言いたいのは、モバイル型じゃないQBもバックアップにとっておけ!ってことです
これでレイブンズは今季QB全員が契約切れになる。安ければハントリーはキープするだろうが、どうだろうか

・WR
ドラフトトレードでハリウッドをカーディナルスに送り、1巡を手にしたことはかなりの高評価。ハリウッドは向こうでもシーズン途中にQBが離脱してしまい可哀想な感じになってしまった
これで期待のかかったベイトマンが実質6試合のみの出場でシーズンアウトし、更にデュバネイまでもが練習中の怪我でIR入りしてしまったのが大激痛だった。昨季がRBなら今季はWRのトップ3を失ってしまい、これでは厳しい
ロビンソンに加えてプロシェイとウォレス。途中でデショーン・ジャクソン(リリース済み)とサミー・ワトキンスを加えて補修はしたが、それでもラインナップが貧弱なのに変わりはなく、またレイブンズのオフェンスがあまりWRに頼らないという方向性なのもあり今季WRによる獲得ヤードは1517ヤードのみ、タッチダウンも7。これからベイトマンとデュバネイを除くと、僅かに825ヤード2TDしかない
来季は両者とも(デュバネイはスーパーボウルには)帰ってくるとはいえ、さすがにドラフトでの補強は必至
欲しいのはジョーダン・アディソンだがちょっと厳しいだろう。ジャクソン・スミス=ンジグバかキーション・ブティあたりを狙いたい
ワトキンスとロビンソンを残すかどうかは微妙なところ。プレイオフでの活躍次第か

・TE
いま最も充実しているポジションの1つ。プロボウラーTEアンドリュースに加えて、新人のライクリーとコラーコンビは悪くない。さらにオリバーもいるのだからWRよりTEを使いたいというのも納得だ
特にライクリーは前評判ほどブロックは悪くなく、スロットレシーバーとしてRACを稼げることが分かったのが収穫。まだボールをドロップする場面があるが、最終週ではシュアだった
コラーは1試合の出場だったが、ライクリーとキャッチをシェアしてファーストダウンを3つ奪取
このメンツではさすがにボイルをキープする理由が乏しく、練習生に降格してしまった
今季で契約が切れるのはオリバー。さすがにキープはしないだろう

・RB
シーズン初めはドビンズもガスも居たり居なかったりで安定せず、ただドレイクとヒルが頑張ってくれた
ドビンズは復帰してからガンガン走って、その期間内ではリーグトップクラスの成績。ただライバルに疲労がたまって来たタイミングでフレッシュに入って来たというのもあり過信は出来ない
そしてやはり今季のリーディングラッシャーはラマーになった。ただ1試合での平均獲得ヤードは僅差でドビンズが上回ってはいる
今季でドレイクとヒルの契約が切れるが、どちらかは残しておきたい。個人的には生え抜きとバックアップリターナーいうのもあってヒルひいき。ただドレイクは序盤戦で6TDを取ってくれた恩もある。両者残しても文句は言うまい
ドラフトでの補強は最優先ではないが、ガスの年齢を考えるとパワーバックを下位で拾いたいというのはある。少し前まではタンク・ビグズビーが狙い目だったけど、最近少し上手く行っていないようなので対案を考えないといけない
WRやCB、EDGEで欲しい選手が取られていてビジャン・ロビンソンやジャミル・ギブスが残っているなら一考の余地はあり

・FB
リカードのランブロッキングが強え。今季もプロボウル選出されたし、少しランとキャッチに乱れがあったくらいで全然頼れる男だ
バックアップとしてメイソンもいるし、ドラ外でなければ新人を取る必要はない

・OL
RTモーゼスのランブロックでの活躍を見れば、このサラリーはあまりにも安すぎる。良い買い物をした
復帰のLTスタンリーも全盛期ほどではないがパスプロが光る
またRGザイトラーも毎年のことながら素晴らしい活躍。LGパワーズはリーグ屈指レベルのパスプロを見せていたらしいが、正直そんなに印象はない。ただ悪い印象もないのでOK
新人Cリンダーバウムはこれから絶対に伸びていく。パスでもランでも力を見せつつあり、あとは重量級のDLを上手く捌けるようになればプロボウラーだ
そして地味にありがたいのがOLメケイリー。OLの全ポジションに入れて、しかもスターター並みの成績を残せる。誰が欠場してもすぐさま穴を埋められるのは本当に有難い
バックアップとしてはコロン、クリーブランド、ファーレレがいる。今季また大けがを負ったジェームスとは契約延長しないだろう。彼の選手生命も黄色信号だ
契約が切れるのはバックアップのCトリスタン・コロンとRGベン・パワーズ。安ければ残そう
一応、ザイトラーの年齢とFAになるパワーズが気になればOGのドラフトもあり得る。トップ評価はオサイラス・トレンスだが、彼に1巡を使いたくはないかも。Cからの転向で言えばジャレット・パターソンやジョン・マイケル・シュミッツもありかも。ただ指名するにしても3巡でどうにかしたい
本当に指名する選手が居なくて、トレードダウンも纏まらないなら最終手段でOTに行きつくか

・DL
キャンベル、マドゥビケ、ワシントンは出色の出来。新人のジョーンズはもう少しできると思ったが今後の成長に期待だ
中央からサックやディフレクトを狙える上にランディフェンスも悪くないというマルチなのが強み。キャンベルがいない間はランディフェンスに苦しんだが、いれば問題はないと信じよう
ベテラン勢ではアーバンもいるが、彼との契約延長はないかな
年齢は気になるがキャンベルとIR中のピアースとの契約が残っているのが心強い
ドラフトで彼らの穴を事前に埋めておくというのもありだが、それは来年でも間に合うかもしれない
今年狙うとしても、ジェイレン・カーターやブライアン・ブリーシー、マイルズ・マーフィーには手が届かないかもしれない
下位でジャクァリン・ロイくらいが妥当な線だろう

・EDGE
シーズン中盤に調子の良かったヒューストンは失速。最終週にハーフサックを記録したが、今季は9.5サックで大台に届かずボーナスを逸してしまった。プレイオフに期待
期待の若手オウェーは昨季ほどの輝きが無く、補強したJPPも3サックで終了。来季のキャプヒットとなるボーナスがほぼ出ない結果になったことを慰めにしよう
シーズン途中に復帰したバウザーは数字は伸びなかったにしろ、他の選手よりかはプレッシャーをかけられていたし、ランやパスカバーでも悪くなかった
エッジからは19.5サックとやや少なめ(因みにニック・ボサは1人で18.5サック)だが、DLやセカンダリが頑張ってくれたおかげでチームの総サック数は48の成績。因みにトップはイーグルスの70サック。何だこの数字は
シーズン序盤のデプスが激薄だったのでFAから単年契約の選手も多く、ヒューストン、JPP、ミーンズ、ビーグルとの契約が切れる。ヒューストンやJPPは引退も視野、ミーンズとビーグルは怪我もあってあまり残したくはない
契約の残っている選手はバウザー、オウェー、オジャボ。来季ベテランをFAで1人獲得するとは思うが、それでも少し足りない感じはある
1巡で狙えそうなのはフェリックス・アヌダイク=ウゾマー、B.J.オジュラリ、アイザイア・フォスキー、ノーラン・スミスあたりか
個人的には下位でトゥリ・トゥイプルトゥやザック・ハリソンを狙いたい。ロマンだけならアーミーのアンドレ・カーターⅡも面白いかも

・LB
シーズン内トレードでロクアン・スミスを獲得したのが絶品だった。チームスタッツを見ても彼以前と彼以降で数字が全然違っている
クイーンもその恩恵を受けて調子が上向きに。リーグ屈指のLBコンビと言っていいだろう
ロクアンはベアーズ時代も含めタックル数(169)、ソロタックル数(103)で個人リーグ3位。加えて4.5サック11ロスタックル3intと鬼のような数字、クイーンも117タックル5サック9ロスタックル2int
合わせて286タックル9.5サック20ロスタックル5int。レイ・ルイス時代の復活か???
割を食ったのはベテランのバインズ。ロクアンまでは彼が支えてくれたのが大きく、かなりの感謝をしている
エッジ不足でコンバートされたハリソンや、唯一のドラ外新人ロスなど他の選手がどうサポートできるかも今後の課題。良いILBは良いディフェンスを構築するので、PQRSに加えてもう1人信頼できるバックアップが欲しい
ロクアンと5年100Mの契約を結んだので、ILBで契約が切れる選手はいない。ただこのサラリーを見てクイーンがどれくらい要求してくるかが気がかりになった
今年のドラフトでのILBの質はまあ普通くらい。1巡はトレントン・シンプソン以外に才能はないと思われるが、下位では割といろんなタイプがいる
個人的にはドリアン・ウィリアムスやジャック・キャンベルが好みだが、LBを取るなら高くとも4巡だろう

・CB
今季もハンフリーがほとんどタッチダウンを許さず。カバレッジでは少しやられることもあったが、チーム4位のタックル数に加えて3サック3intもあるのでプロボウル選出は驚きではない
問題はピータースのところ。復帰以降良い場面もあったが全体的にはパッとしない印象で、しかも今季で契約切れとなる。サラリーを落としてOKが出るなら延長してもらいたいが、彼の性格的に受け入れるかはかなり微妙なところ
カイル・フラーも早々にシーズンエンドし、来季残留は厳しめか
新人ではJADが酷い成績で終わった上にIRから離脱できず。ペペは育て上げれば優秀なバックアップにはなってくれるかもしれない
一応スティーブンスがバックアップを務められるのは有難い。他のCBはどちらかといえばスペシャルチーマーで、緊急の時だけCBインといった感じだ
ピータース意外に契約が切れるのはカイル・フラーとシーモア。フラーは回復が良好でなければ厳しいが、シーモアはサラリーが高くなければどちらでもよいだろう
この状況であるから、ドラフトの優先順位は高い。個人的には即戦力のスキルセットを持っていそうなジョーイ・ポーターや、フィジカルタイプでレイブンズ好みのジェイロン・ジョーンズあたりが1巡での狙い目だと思っているが、コンバイン次第かなあ
もう少し下ならデボン・ウィザースプーンやエマニュエル・フォーブス、D.J.ターナー、トレヴィアス・ホッジス=トムリンソンあたりか

・S
レイブンズのSは優秀で、しかも個性がそれぞれ違っていて面白い
ウィリアムスはディープをカバーさせてもランにダウンヒルさせても優秀なFSとSSをマルチで出来るタイプ
クラークはコールを任せられる頭の良さと、フィジカルに強いSSなタイプ
ハミルトンはスロットに入ってTEをカバーしたり、速いダウンヒルでランを潰したり、QBサックを狙ったりと前目でマルチに活躍するタイプ
昨季でさえ優先順位の低かったSにハミルトンを加えたのだから、今年のドラフトではいよいよ指名する必要性はほぼ無いだろう
とりあえず契約が切れるのはジーノ・ストーン。安ければ問題ないけど、それなりを要求して来れば拒否してもいい。アダリウス・ワシントンも良い選手なので、その2人との比較で安い方を残そう
ドラフトではSブライアン・ブランチはCBにも入れそうなので、そこの指名だけあるかも

・ST
Kタッカーは度重なるブロックに逢い今季は成功率90%を超えられず。ただ40ヤード以下のFGは24/24だし、FG成功数は今季リーグトップになった
新人Pスタウトはハングタイムや落としどころは悪くないが、やはり距離が出ていない。コンバインでも気がかりではあったところだが、コーチのクックと共に上達して欲しい
リターナーはデュバネイを欠いてもヒルが上手くやってくれている
序盤ほどSTに頼れる数字ではなくなったが、それでもリーグ上位の実力であることは間違いない
実際にデュバネイとタッカーは今年もプロボウル入り。あと10年は頼むぞ
あとはFGブロックが重要な場面で2つあった(ハリソンとキャンベル)
契約が切れるのはLSニック・ムーア。大方契約更新だろうが、ドラ外でスタウトの相方だったクリス・ストールが取れそうならば一考の余地はあるかも

・コーチ
少し不安なコールが見受けられる。特にギャンブルの試しどころや、ランとパスの組み立てに疑問が無いわけではない
OCローマンはラマーとの契約延長に立場を左右される立場だろうというのが個人的観測。ラマーが居なくなれば彼もお役御免だ
ディフェンスは当初不安定だったものの、DCマクドナルド流が浸透しロクアンが加入したところで固いディフェンスになった
欲を言えばもう少しエッジからのプレッシャーが欲しいが、ここは個人技頼みのところもあるだろう
勝負所で弱いのは相変わらずで、そこをどう改善するかがDCの腕の見せ所。おそらくマクドナルドは長期を任されると思うので、ここからNFLレベルを学んで欲しい。そうすればディフェンス王国の再建が可能だろう