先週ランを捨てて貧弱なパスオフェンスに頼り敗戦した両チーム。QBのパサーレーティングも似たり寄ったりのものになっている
ファルコンズは5勝9敗とはいえ、地区首位が6勝8敗なので全然プレイオフの可能性は残されている。それだけに、この試合も落とせないとばかりに責め立ててくるだろう
これを上手く躱せるか



ファルコンズオフェンスvsレイブンズディフェンス
ファルコンズはQBマリオタがIR入りしたため、先週から今年の3巡ルーキーQBデズモンド・リダーが先発を務めている
しかし、初先発の試合ではパス13/26 97ヤード、成功率50%に加えて1スロー平均3.7ヤードと驚きの数字を出してしまい0intにもかかわらずレーティングは59.3。ちょっとこれでは
レシーバー陣もTEカイル・ピッツを欠く中、新人WRロンドンが頑張っているが、彼以外がパッとしない
一応TEマイコール・プルイットがエンドゾーンターゲットになりやすいのでそこもケアするかな
パスオフェンスはリーグ31位と下から2番目の成績。さらにこの数字が下がるとなれば、パスオフェンスは見るべきものがほとんどなくなりそうだ
被サックは32と少ない方だがパスを326回しか投げてない中でと考えると被サック率10%はお高め。先週は4サックを受けており、マリオタの機動力に助けられていた可能性もある
基本的にはランゲーム主体のオフェンスになるだろう

対するレイブンズはCBピータースが怪我で欠場。代わりにCBスティーブンスが入るだろうが、久しぶりに新人CBペペもアクティブ登録されるかもしれない
プロボウラーのCBハンフリーがいればさほど問題ではない。Sにはウィリアムスとクラークが揃っているし、ストーンとハミルトンも強力だ
パスディフェンスはリーグ25位だが、インターセプト数は14でリーグ2位タイ。対パサーレーティングもリーグ12位
42サックはリーグ5位で、中央からエッジからセカンダリからどこからでもプレッシャーがかけられることが強み。最近はDLマドゥビケが大人しいがそろそろ目を覚ましてくれるか
痛いのはDLキャンベルの欠場。プレッシャーもそうだがランディフェンスにも穴が開いてしまうかも
ただ代わりに練習生からロースター契約したDLアイザイア・マックもいい選手なので心配は大きくない

ランではベテランRBコーダレル・パターソンだけでなく新人RBタイラー・アルジアが強力。ドラフト指名狙ってたんだけどなあ
RBアルジアはチームのリーディングラッシャーで、平均5ヤードの獲得
RBパターソンも平均5.1ヤードで6TDを獲得している
OLもOGクリス・リンドストロームがランブロッキングで非常な活躍中。両OTも強力ということも考えると、走って走って走りまくるのが正解だろう
因みにリーグでは数少ないFB採用チームでもある
にもかかわらず先週はQBリダーに投げさせ続けて敗戦。あれ聞いたことある展開だな
ランオフェンスはリーグ3位。平均獲得もリーグ3位タイ。ただし今季最長が44ヤードなので一発逆転は狙い辛いか

レイブンズのランディフェンスはリーグ3位の精強さ。平均喪失もリーグ3位。先週はRBチャブに走られたものの、試合展開と比べると止められた方ではある
今週もランが強力な相手。ILBロクアンとクイーンがどれだけ存在感を見せられるか、セーフティ特にSハミルトンのダウンヒルがどれだけ成功するかが注目ポイントになる
ILBバインズは残念ながらウェイバーとなってしまった。今まで支えてくれてありがとう

ファルコンズオンフェンスは全体でリーグ28位。3rdダウン成功率も悪くない上に、反則数がリーグで最も少ない。ランオフェンスにとって反則は致命的なため、これはランオフェンスにかなりの助けになっているはず。上手く規律を守らせているなあ
得点力はリーグ中盤あたりで、ほとんどレイブンズと変わらない。ちょっと似てるチームかも
対するレイブンズディフェンスは全体でリーグ10位。3rdダウン阻止率はリーグ3位と頑強ではあるが、ギャンブルを73.7%も成功させてしまっている。追い上げられる展開に弱いのはこのせいか
反則はリーグで2番目の少なさ。失点はここ6試合で激減しており、リーグ4位の少なさになってきた

基本的にはラン勝負ではあるが、4Qで追われている時のパスがどうなるかも注目ポイント
逆に追う展開ではレイブンズオフェンスに頑張ってもらわないと厳しい
レイブンズは新人QBに強いチームなので、洗礼を浴びせてやりたい



レイブンズオフェンスvsファルコンズディフェンス
今週もラマーは欠場確定。QBハントリーがまた出てくる
先週はパス17/30 138ヤードで1int、レーティングは54.6に沈んでしまった
レシーバーも、WRベイトマンに続いてWRデュバネイが練習で足を骨折。IR入りとなった
代わりに昨季レイブンズだったWRサミー・ワトキンスをパッカーズからクレーム。残っているWR陣はデショーン・ジャクソン、デマーカス・ロビンソン、サミー・ワトキンスとパッチワーク状態なのが見て取れる。WRプロシェイとWRウォレスはもっとやってくれると思ったんだけどなあ
練習生からWRアンディ・イザベラも投入するらしいので踏ん張りたい
TEはアンドリュースとのコネクションがかなり微妙で痛い。いざとなればTEライクリーやTEオリバーも使いながらなんとか繋いでいかねば
パスオフェンスはリーグ27位。被サック数も33と少し心配になってきた。というか、そもそもQB2に1試合30回も投げさせるべきではないぞ
パスブロックで言えば両OGザイトラーとパワーズはリーグ屈指。どちらもプロボウルを逃したが、特にザイトラーは名手でありながらプロボウル経験なし、今季もファン投票トップなのに選外。その悔しさは試合で出そう
またLTスタンリーは安定した出場ではないが、OLメケイリーと併せてパスプロが綺麗。少しずつ調子を合わせてくれ

対するファルコンズのパスディフェンスはお世辞にも良いとは言えない。先週もセインツ相手にパサーレーティング149.3を記録されている
CBケイシー・ヘイワードがIR入りしているのが激痛で、目玉のA.J.テレルは優秀だが今季苦戦中。Sにも見るべき選手が無く、パスディフェンスはリーグ29位。ただインターセプト数は10個でそこそこ
LBマイカル・ウォーカーがパスには強そうなのでそこだけ警戒かな
パスディフェンスが上手く行かない要因の1つはサック数の少なさ、今季19サックはリーグワースト2の成績になっている
見るべきは新人DEアーノルド・エビケティエくらい。彼はいい選手なのでしっかり抑えないといけない

レイブンズのランオフェンスは非常に強力で、特にRBドビンズとRBガスの2人が揃ってから2試合は爆発的だった
にもかかわらず先週はランをかなぐり捨てて敗戦。似たチームがあるような……?
RBドビンズは平均5.8ヤード獲得、RBガスも平均4.6ヤードではあるが調子を上げている
またRBヒルとドレイクも序盤戦を支えてくれた信頼できるバックアップに。FBリカードのランブロックと併せれば攻略できないディフェンスはないはず
QBラマーを欠くのが痛手ではあるが、もう彼に頼らなくても走れるチームにはなってきた
ランオフェンスはリーグ2位。平均獲得もリーグ2位
OLは新人Cリンダーバウムと新加入RTモーゼスが強力でもある

対するファルコンズはLBラシャーン・エバンスがリーグ3位となる144タックルと堅い。DLはグレイディ・ジャレットが良さそうだが、相方となるテイクォン・グラハムがIR入りしているのが痛く、それ以外の選手がパッとしない
DLを抜けるのはある程度できそうだが、その先のLBをかいくぐれるか。新人LBトロイ・アンダーセンの方を積極的に狙っていきたい
ランディフェンスはリーグ21位。ただ平均喪失が4.3ヤードなので実力はもう少し上だろう
一応QBハントリーも走れると言えば走れるが、ファルコンズはベアーズのQBフィールズを平均4.7ヤードに抑えてもいる。ハントリーが走る必要は少なさそう

レイブンズオフェンスは全体でリーグ16位、得点力も16位と大きく後退。バックアップQBだし多少は仕方ない
3rdダウン成功率は何とか42.7%で喰らい付いている。追い上げたい中でギャンブル成功率がブロンコス戦、ブラウンズ戦で安定していないのが気になるが、調子の良い方であることを願う
反則はリーグでも6位の少なさだが、タイムアウト明けでディレイを取られるなど受け入れがたいミスが散見されるのも事実。プレスナップ反則は減らしていこう
ファルコンズディフェンスは全体で28位。失点の多さはリーグ11番目なので、喪失ヤードが失点につながりにくいところはあるかも
3rdダウン阻止率はリーグで3番目の悪さ。走れそうだ。反則数もオフェンスがリーグで最も少ないのに対して、ディフェンスはリーグで7番目の多さ

見たところパスでもランでもコントロールは出来そうといった印象だが、レイブンズのコーチ陣がいらぬギャンブル魂を見せたり、ハントリーらがいらぬターンオーバーを喰らう可能性は全然ある
パス1ケタ回であとはランが理想的だが、負けてたらパスを投げざるを得ない。出も序盤なら敵陣1ヤードで4thダウンになったらFGを蹴ろう



スペシャルチーム
先週はKタッカーが記憶にほとんどない1試合2ミスをしてしまい今季の成功率が85%にダウン。ただ彼の責任は超重いとは思っていない。今後もレイブンズでいて欲しい
Pスタウトはインサイド20でフェアキャッチさせる技術が磨かれてきた。次はロングパントを見せてくれ
リターンではプロボウラーWRデュバネイが厳しい厳しいIR入り。キックオフはリターンしたくない
リターナーはRBヒルになるのかな……?

ファルコンズのKヤンオエ・クーは次世代のタッカーと言ってもいいだろう。今季はFG24/29と少し荒れてはいるものの、外したのはほとんど50ヤード以上のものなので不安はないだろう
Pピニオンはリーグではそれなりレベルのパンター。こちらはリターナー不在なので影響は少ないか
目玉はリターンチーム。RBパターソンはキックオフで平均33.5ヤードの数字を持っており1TD。チームもリーグ9位の数字を持っている
またパントリターンではCBアベリー・ウィリアムスが平均16.2ヤードも返している。チームとしてもリーグで堂々のトップ。ここで勝負したくないなあ

Kの質もPの質もあまり離れておらず、リターンゲームではエースを欠くレイブンズに対してリーグトップレベルの成績を持つファルコンズ
ラン主体のチーム同士らしい数字だが、蹴り合いになれば互角か若干ファルコンズ有利か。ただロースコアゲームは避けられないので、STで負けないことが地味に重要になって来るぞ


















TNFでジャガーズがジェッツに勝ったため、この試合に勝ってドルフィンズかペイトリオッツが敗戦すればプレイオフ確定
予想スコアは13-10でレイブンズの勝利。1つくらいはタッチダウンを取ってくれると信じよう
ドルフィンズはパッカーズ相手なので勝って来そうではあるが、ペイトリオッツはベンガルズ相手。このCIN@NEはどう転がってもレイブンズにとって美味しそうだ
スティーラーズはレイダースと、ブラウンズはセインツとの対戦で、この両試合はどうなるか分からない
とにかく今後はベンガルズに離されないことが重要。あと3試合ある中でファルコンズ戦は落としてはいけない最大の試合になる
ラマーはいつ復帰できるのか不明。最終週まで帰ってこれないことも想定し、この試合きっかけにQBが誰でも勝てるオフェンスを構築しよう!