HCピダーソン率いるBye明けの新生ジャガースは現在3勝7敗と苦しい展開。にもかかわらず何故か得失点差がプラスの奇妙なチームだ
歴史的にはレイブンズの10勝12敗と僅かに負け越してはいるが、チーム創設からの8連敗の後は10勝4敗と近年大きく勝ち越し始めている
今季ジャガーズの勝った相手はどこも勝ち越しが無く、またコルツやブロンコスやテキサンズにも負けているのは少し心配なところ



ジャガーズオフェンス
期待の2021ドラ1QBトレバー・ローレンスは今季パス227/348 2334ヤード13TD6intでレーティングは89.7と昨季よりは多少改善、ここ数試合で調子も上げてきているが、一発ズドンの脅威は少ない
レシーバーではWRマービン・ジョーンズが1試合欠場とはいえ28キャッチ346ヤードで少し苦戦中か。一方でWRクリスティアン・カークがチーム最多の52キャッチ679ヤード獲得、タッチダウンレシーブ数も彼だけでチーム半分以上となる7つ。警戒すべきはWRカークだ
またRBトラビス・イーティーエヌも31キャッチ202ヤードと仕事はこなしている印象
タイトエンドは元気がなく、一応TEエバン・イングラムが51キャッチ352ヤードを獲得してるくらいかな
また今季出場停止中のWRカルビン・リドリーをなぜかトレードで獲得。シーズン終了後の争奪戦を避ける意図があったかもしれない
チーム全体でパスオフェンスはリーグ18位と3勝チームにしては悪くない。被インターセプト数も少なく、隙の少ないオフェンスになっている感じか

ラッシングでは昨季ルーキーシーズンを全休したRBイーティエヌが待望の復帰をして大活躍中。131キャリー725ヤードで平均5.5ヤード6TDと、ジャガーズオフェンスで最も警戒の必要な選手となっている
一方でシーズン途中にRBジェームス・ロビンソンを何故かジェッツに放出。ジャガースはこの後ジェッツとの試合があるのに……
そのため、チーム2番手のRBの獲得ヤードがQBローレンスのランヤードの半分ほどしかないという事態に陥ってしまった
そこで、Byeウィーク中にラムズからウェイバーにかけられたRBダレル・ヘンダーソンをクレーム。現状クエスチョナブルとなっているが、どれだけ活躍できるだろうか
ランオフェンスは全体でリーグ7位とかなり好成績。平均獲得ヤードも5.1ヤードでリーグ4位。ここでリズムを掴まれるとかなり厄介だ

オフェンスラインはパッとした印象がなく、新人Cルーク・フォトナーがどれだけできるかが注目。ただこの布陣でも被サック数はリーグ3位タイの少なさで、ランも出せているので印象よりは強力なのかもしれない

3rdダウン成功率は40%を超えており、反則も少なめ。得点力もリーグ20位で獲得ヤードはリーグ9位ととても3勝しかしていないとは思えない数字を持つチームだ
トラップゲームはここに仕掛けられているかもしれない



ジャガーズディフェンス
セカンダリではCBタイソン・キャンベルとSアンドレ・シスコが2人で5intと強力。ただ他のメンバーがもっと頑張らないと継続的に良いディフェンスを続けるのは難しいかもしれない
チームのサックリーダーは意外にもDEデュウォン・スムートの5サック(12タックルしかないのに!?)。ただ警戒すべきはDEジョシュ・アレンになるだろう。今年のドラ1DEトレイボン・ウォーカーは全体1位ほどの活躍ではないか
またデプスでは三番手だが、かつてレイブンズも狙っていたとの噂のDEアーデン・キーも少ない出場機会ながら力強さを見せている
加えて、IR入りしていたDEケーラボン・チェイソンの復帰も間近とのこと。レイブンズ戦に間に合うかは微妙だが
チーム全体でパスディフェンスはリーグ25位と苦しんではいるが、対パサーレーティングはリーグ13位の好成績。インターセプト数も9あればOKだろう
一方でサック数は16しかなく、リーグ29位タイとかなり苦しい数字になっている。なんとかパスで攻略できればと言った感じか
一応TEへのパスには苦慮しているようで、対TEレーティングは114.0と大きく落ち込んでいる。TEアンドリュース頼んだぞ

新人と新加入で固めているILB陣は、新人ILBデビン・ロイド、新人ILBチャド・ムマ、新加入ILBフォイェサド・オルオクンが揃って期待ほどの活躍は出来ていない。もっともILBオルオクンのシーズン95タックルはリーグ全体で6位、ロスタックルも7個と決して悪いわけではないので気は抜けない
中央では意外にもDLデイボン・ハミルトンが強力な印象
ランディフェンスはリーグ11位。平均喪失ヤードもリーグ8位。ランプレーでのファンブルリカバーはリーグ2位タイとなっている
もっとも、RBランよりもQBランに弱いようで、今季ジャイアンツのQBジョーンズとイーグルスのQBハーツに計210ヤード、平均4.5ヤードを許しており両対戦とも敗戦している。こちらにとっては少し明るい材料か

チーム全体でディフェンス喪失はリーグ23位、失点はリーグ13位。3rd阻止率がリーグ24位と少し悪く継続性に難あり。ただ反則数はどちらかと言えば少なめな方か
大きく負け越しているのにターンオーバーのディファレンスはむしろ+1。つくづく奇妙だ
ラマーのランがウルトラCではあるので、これがどこまで通用するかでプランが変わってくる



レイブンズオフェンス
レイブンズオフェンスは先週まさかの苦戦。QBラマーはレーティング76.5でインターセプトも献上してしまいタッチダウンスローは無かった
今週はQBラマーが少しだけ練習をお休みして、先週活躍してくれたWRロビンソンはクエスチョナブルに。出られると信じよう
シーズンエンドとなったWRベイトマンに代わり序列の上がったWRデュバネイは、ここ2試合で僅かに2キャッチとまさかの大失速中
TEライクリーもドロップが目立ってはいるので改善が欲しい。TEアンドリュースに限っては不調が少なく、またTEに弱いジャガーズディフェンス相手なので今週も活躍が期待される
(追記)TEライクリーは足首の怪我で欠場になりました。
パスオフェンスはリーグ27位。最下位ではないだけマシか。一応16TD7intとディファレンスは優秀、パサーレーティングもチームとしてリーグ12位ではある
試合を壊さなければディフェンスが勝ってくれるので、慎重な試合運びを期待しよう

自慢のラン攻撃も先週は不発。ただ今週からRBガスが戻ってくる期待が高まっている
RBドレイク&RBヒルでも、QBラマーが走ればまあ悪くはないくらいにはやれると思うが、RBガスがいるに越したことは無い
またWRデュバネイはキャッチは少なくともランでも使える選手ではあるので、自在に使い分けて相手に的を絞らせないオフェンスを展開して欲しい
ランオフェンスはリーグ2位、平均獲得ヤードはリーグ1位タイ。この数字が今週は出せるか

少し不安なのはLTスタンリーの欠場。先週古傷を痛め、いつ戻ってくるのかは不明だがIR入りはまだしていない。ここに希望を見出したいが
代わって投入されるのはOLメケイリー。超万能型OLで、どこの穴も埋められる上に優秀な働きが出来る稀有な選手。頼んだぞ
レイブンズのOLは今季好調。モバイルQBを擁して僅かに23被サック。今季プレッシャーを59しか許しておらず、これはリーグ最少の数字にもなっている。ランプレーが多い影響もあるけど
反則数も少ない方ではあったが、先週は多かった。1回の罰退が大きい傾向にもある。反則が多いとラン攻撃を構築しづらいので修正して欲しい
3rdダウン成功率は44%もある。うち反則による更新はリーグで3番目の少なさ。ちゃんとした攻撃で進んで行けるところに心強さがある。因みにパスよりもランで1stダウンを更新しているチームはベアーズとレイブンズだけだ
オフェンス全体の獲得ヤードはリーグ14位と少し落ち込んではいるが、強力ディフェンスに加えて得点力がリーグ9位
ただ、まだオフェンスで勝つ試合は少ない印象。この試合ではどうだろうか



レイブンズディフェンス
リーグワーストから始まったディフェンス喪失も、今やリーグ15位まで改善
CBハンフリーとCBピータースの変わらぬ活躍に加え、SストーンとSハミルトン、そしてSクラークとリーグ屈指のセカンダリ陣が待ち構えている
加えて、ベテランOLBヒューストンが9サックと今季10サック目前。新人OLBオジャボのデビューも間近だし、Sウィリアムスも1カ月以内に帰ってくる
ここから良くなっていくと考えれば、リーグ屈指のディフェンスがまた見られるかもしれない
パスディフェンスは開幕数週間の息の合わなかった時期や、相手がパスで追いかける展開も多いことが足を引っ張りリーグ27位
しかしインターセプト数も11あり、31サックも奪っている
対パサーレーティングではリーグ10位。あまり心配はしていない

ランディフェンスも好調で、現在リーグ3位。平均喪失こそ4ヤード以上あるものの、まだ新人RBホールのいたジェッツや、RBミクソンのいるベンガルズ、RBチャブのブラウンズ、RBバークリーのジャイアンツ、RBカマラのセインツ、RBフォアマンで好調だったパンサーズと決して楽ではなかった相手にこれだけできているのだから強力
特にILBロクアンをトレードで獲得してからの2試合は、平均喪失2.6ヤードのみ。この試合もRBイーティーエヌという強力RB相手だが期待大だ
ILBクイーンとロクアンの化学反応がレイブンズディフェンスのラストピースだったらしく、PQRSコンビがガンガン止めていく姿は往年の強力ディフェンスを誇っていたレイブンズを思い起こさせる
またSハミルトンの怪我が気がかりだが、彼もパスカバーにランストップに顔を出す選手で、現在PFFグレードがセーフティ1位(ストーンは3位)。もしハミルトンが欠場であれば、CBペペやCBスティーブンスを入れるのか、Sワシントンを練習生から出場させるのかは少し悩みどころか
中央にはDLマドゥビケとワシントン、ベテランのアーバンと古巣対決になるキャンベルが鎮座
ともあれ、この布陣に不安はない

リーグ10位の失点数に加え、3rdダウン阻止率も堂々のリーグ2位。ギャンブルは通されやすいが、先週はしっかり止めてくれた
反則数もリーグ5位の少なさ。2勝2敗になった後は大崩れをしていない強みがある
DCマクドナルド流が浸透してきた成果なのかもしれない



スペシャルチーム
KタッカーはFG20/22で90%台をキープ
Pスタウトも地味ながら、平均被リターン12位のコントロールは新人としては悪くない。ただタッチバック率が高めなので修正は欲しいか
リターンチームはキックオフで変わらず首位、パントも2位につけている

ジャガーズのKパターソンはFG14/18と少し乱調気味
Pコークは平均パントヤードでリーグ4位、リターンもあまり出させてはいない優秀なパンターだ
リターンチームは、キックオフで平均24.4ヤード、特にWRアグニューは平均26.3ヤードとかなり優秀。一方でパントリターンは平均6.9ヤードでリーグ24位タイと少し苦戦している感じだ

パントの蹴り合いになっても、リターンの差でレイブンズ有利。FGの蹴り合いでもレイブンズ有利と見ている
















戦前予想でも圧倒的にレイブンズ有利ではあるが、その内容を見ると意外にも難しい相手な気がするぞ
予想スコアは17-10でレイブンズの勝利。先週のオフェンス不調を考慮して厳しめに付けた
今週はブラウンズがバッカニアーズと、スティーラーズがコルツとの対戦でどう転ぶか分からない。ベンガルズはミクソンとチェイスを欠いてのタイタンズ戦で、癪ではあるがタイタンズを全力応援だ
4連勝中で今後の日程も楽ではあるが、やはり怖いのは1勝差で追うベンガルズ。ここで突き放して楽になるためにも、気を抜かずしっかり勝って欲しい!