逆転勝利!


今季2度目のプライムタイムゲームはTNF。アーリーゲームはマネジメントが難しいが、それはお互い様
相手は今季苦戦続きだが、実績は史上最高のQBブレイディ率いるバッカニアーズ
新時代のQBラマーと長期王朝を築いたQBブレイディ、地区首位同士の対決となった



バッカニアーズオフェンスvsレイブンズディフェンス
QBブレイディはパス26/44 325ヤード1TDでレーティングは89.7と芳しくない数字。ただやはり不調でも恐ろしいのがGOAT。前半は好調だったし、4Qでもロングパスをボンボン放って来ていた
このパス成績はレシーバーのミスも多分に含まれているので、そこがクリアされていたらかなり恐ろしかったぞ
レシーバー陣ではWRマイク・エバンス、WRクリス・ゴッドウィンがともに11ターゲット6キャッチとキャッチ率には少し難あり。ただエバンスが123ヤード、ゴッドウィンが75ヤードと注意の必要な選手にしっかり活躍された印象ではある

他にはWRフリオ・ジョーンズがQBブレイディから初TDパスをレシーブ

ただやはり他のターゲットがいまいち。RBにクイックパスをヒットさせたくらいで、ほとんどはレイブンズディフェンスにつかまっていた
最近反則が多いとはいえ、カバー能力は流石のCBハンフリーとCBピータース。まあ1試合に1回2回ロングを通されるのは大目に見よう
またSクラークの相方としてSストーンとSハミルトンが本当に良い活躍をしてくれている。この試合もSストーンが6タックルの1パスディフィンスでバッカニアーズの攻撃の芽を摘んでくれたし、Sハミルトンは4ターゲット2キャッチで15ヤードのみ1QBヒット。TEキラーとして大型の選手に対してパスカットも記録した
SクラークやCBピータースにはインターセプト未遂があったし、緩いパスを狙うことはできた。次は取るまで行こう
チーム全体では7のパスディフェンス数。偉すぎる!

プレッシャーは比較的かからなかった方。ただ、かかったところではしっかりプレッシャーをかけることができた
QBブレイディのモビリティの低さも相まって復帰OLBヒューストンが2サック、中央からはDLマドゥビケが1サック、QBヒットが全体で6と合格点。パスディフレクトも3つ
JPPが大人しかったのが気になるが、そろそろOLBバウザーが復帰とのことなので、それまで頑張って欲しい
パスラッシュでの勝率はDLワシントンがかなり良かった。キャンベル不在をなんとか埋めてくれた形で感謝しかない
この3サックでブレイディは被サック数が歴代最多に。長いこと活躍した証拠なので、誇るべき数字だと思っている

ラン攻撃は1Qでは最下位とは思えない力強さを発揮。RBフォーネットが力強く前進してタッチダウンまで奪い切った
しかし終わってみればRBフォーネットは9キャリー24ヤードだけ。新人RBホワイトが4キャリー14ヤードとそれなりではあったが、ある程度進ませてもいい展開での数字なので微妙なところ
10ヤード以上のランはなく、パスプレーが44あったのに対してランは15のみ。1キャリー平均も3ヤード以下と今季のスタッツと同じ感じになってしまった
レイブンズディフェンスは1Qでの失態をしっかり修正して、その後は全く危険なランを生まない活躍。Sの上り、DLのプッシュ、LBのヘルプと全体的に動きが良かった
特定のこの選手というわけではなく、チーム全体でしっかり止められた。52総タックルはかなり少ないが、これもバッカニアーズにほとんどオフェンスをさせなかった成果だろう

オフェンスラインは好調。新人OGゴーデキの代わりに入ったレベレットは予想外に良く、手こずった
前にも書いたが、スタッツの割にプレッシャーはかかり辛かったし、ランが出ないのもオフェンスラインのせいかと言われると微妙なところもある
継続性が薄いのはチームと同じでそうなのだけれど、不調の原因はここでは無さそうだ

総獲得ヤードは349ヤードと勝てる数字ではあったが、継続性のなさやランへの信頼の低さ、4ペナルティと少ないにもかかわらずそれが勝負所で出てしまう未熟さ、コミュニケーションからスキルに至るまでのミスの多さ、謎のプレイコールなどが嵩み結局は20点止まり
解説も言っていたが、WRジョーンズのエンドアラウンドや2ptコンバージョンで出てなかったランをコールして失敗など、選手だけでなくコーチ陣も反省が多かったことだろう

レイブンズディフェンスは派手さこそなかったものの、耐えに耐えて前半10失点に抑えることで後半逆転の芽を生み、さらに再逆転阻止の活躍までしてくれた
もっともミスや反則に助けられた場面も多かったので、そこは修正しつつ次も頑張って欲しい



レイブンズオフェンスvsバッカニアーズディフェンス
前半は本当にひどかった。試合後のインタビュー曰く、前半はパス中心に後半はラン中心にして相手のスタミナ切れを狙う作戦だったらしい。プラン自体は優れていたと思う(実際にそうなっていた)が、問題は前半のゲームプランを遂行できなかったことだ
セカンダリの多くを欠くバッカニアーズに対してパスをほとんど通せず、プレッシャーはかかるしランはロスで止められるしでいいところなし
ラマーも前半パス19/30 144ヤード0TDとヤード数はそこそこだが継続性なし
ラン攻撃も7回20ヤードと苦戦を強いられた
ディフェンスライン陣はやはり予想通りDLヴィタ・ヴェアとDEシャキール・バレットが強力だった。ただ試合終盤にDEバレットが負傷退場。悲しいことにそのままシーズンエンドとなってしまった
もっともDLヒックスはいないし新人ホールは微妙な感じだった。控えが万全でなかったところを後半狙われてしまった感じか

後半はラマーのパスが8/8 94ヤード2TDと明らかに冴えだす。これは、やはりランを多くコールすることでディフェンスに負担をかけられるようになったからだ
絶望的だったラン攻撃の数字も後半は26回211ヤードで、ラマーのレーティングも155.2と大爆発。ゲーム全体でも104.9までレーティングが上昇した
レシーバー陣はTEアンドリュースやWRベイトマンといったメインターゲットを失う中、WRデュバネイは変わらず4ターゲット4キャッチ31ヤード、走っては2回33ヤード1TDの活躍
またWRベイトマンの穴をWRロビンソンが埋めてくれて6キャッチ64ヤード
新人TEライクリーも、TEアンドリュースというデカ過ぎる穴を見事に埋めてくれて6キャッチ77ヤード1TDの大活躍!
今後は新人TEコーラーも帰って来るし、ある程度ターゲット不在は埋められそうな雰囲気。いいぞ

またRBドビンズのIR入りと入れ替わりで帰ってきたRBガスは、試合途中にハムストリングを負傷し退場。スタッツは11キャリー65ヤードと見事なものだ
幸いにも軽症だったようで、試合中の穴はRBドレイクとヒルがぴったり埋めてくれていた
リードしている4Qという、ランが出て欲しい場面でしっかり走ってインサイドで止まるという期待以上にヤードも時間も稼げる働きは素晴らしい。パワーバックの相棒として信頼できる存在になってきた
ガスに代わってパワーバックを期待されていたのはRBヒル。昨季まではむしろパワー不足感が否めなかったが、今季は本当によくやってくれている
RBドレイクは7キャリー62ヤード
RBヒルは4キャリー28ヤード
実はQBラマーのランは9キャリー43ヤードで平均4.8ヤードもあるが、これでもチーム内ではゲーム最少の平均ヤードとなっている。もっとも、後半にリズムをつかんだ最大の要因はこのラマーのランが出たこと。数字以上のプレッシャーをバッカニアーズディフェンス陣に与えていたことは間違いない
結局ランで33回231ヤード、平均7ヤード獲得という盤石っぷりを魅せてくれた

バッカニアーズも3サック、前半に無類の強さをディフェンスフロントもセカンダリも見せてくれたとはいえ、人数が揃っておらずスタミナ的に厳しい
QBヒットは3、パスディフェンスも3とクリティカルな活躍が出来ず、ロスタックル数7は立派だがほとんどが前半のものだった。とはいえ、その間にオフェンスが点を取ってくれなかったことが最も大きな敗因。70プレーも守らされたら息切れるわな

レイブンズのオフェンスラインは今季実はかなりいい。ESPNの分析によれば、パスプロ勝率はリーグ2位、ランブロッキング勝率はリーグ1位タイとびっくりするくらいの成績だ
LTスタンリーの復帰、OGパワーズの成長、いぶし銀なRTモーゼスとOGザイトラー、何でもこなせるOLメケイリーに加えて、期待の新人Cリンダーバウムと楽しみが多い。もちろん、ラマーの脅威がある程度向こうの足を止めてくれていることもあるはずだが
特にCリンダーバウムは対面がDLヴィタ・ヴェアだったこともあり、パスプロに苦戦を強いられていたが、ランブロッキングでは自慢のクイックネスでILBを圧倒してくれていた
一方で控えのOLがCコロン、新人OTファーレレと、試合に出れていないOGクリーブランドだけというのは少し心配。メケイリーが何とかしてくれてはいるが、これ以上怪我人が増えてくると打つ手が厳しくなってくる。みんな健康にな!

前半は本当に観ていられないくらい残念ではあったが、今季の4Qを1Qに持ってきたと考えればまあまあ現状通りといったところか。引き離されなかったディフェンスに感謝するとともに、後半のオフェンスをシーズン通して展開できることを祈る



スペシャルチーム
Kタッカーは前半ラストの61ヤードをブロックされ今季2度目の失敗。QBラマーがその前にスパイクを忘れるという不手際があった分もある


少し話はそれるが、その場面で新人TEライクリーが臆せずラマーにスパイクしろと指示を出していたのがかなり好印象だった
Pスタウトは4パントで平均52.5ヤード。インサイド20を2つは良いが、3リターン33ヤード返されているのは物足りない。カバーチームにも責任はあるが、コントロールとハングタイムが長所のパンターとしてはフェアキャッチを増やしたいところだ
リターンではキックオフが平均24ヤードなのでまあまあOK。4Qの時間を稼ぎたい場面で33ヤード返してくれたことが大きかった
パントでは平均9ヤードともう少し欲しかったところだ
そして、オンサイドキックは新人TEライクリーがリカバー。シュアなキャッチをこの場面でも見事に見せてくれたし、今後の成長が楽しみで仕方ないぞ

バッカニアーズのKサットンはFG3/3。最長が31ヤードなので仕事は大きくなかったという感じだ
同じく新人Pカマルダは5パント平均53.4ヤード、インサイド20が2つに最長66ヤードと比較的立派だが、1つあったタッチバックのコントロールは良くなかった。まあ試合をダメにしなかったパンターなので優秀ではあるだろう
リターンチームはパントのみで3回33ヤードと平均的な働きだったかな

















プライムタイムゲームで今季2勝目。ブレイディ相手にラマーは2-0で、20年ぶりの3連敗を浴びせた
さらにはブラウンズがベンガルズに勝ち、勝率でも地区単独首位に立っている
この試合はTEライクリー、Sハミルトン、Cリンダーバウムなど新人の活躍も顕著で嬉しい限りだ
次の試合はまたプライムゲーム。MNFなので、他のチームよりかなりお休みが取れる日程になっている
この間にTEアンドリュースはじめとした選手をしっかり休ませたい。WRベイトマンは短期の離脱にはなるが、Byeも挟むので実質はそこまでの離脱にはならないだろう
OLBはバウザーと新人オジャボがアクティベート。オジャボはまだかかるが、バウザーは次戦には間に合いそうな雰囲気
そしてトレードで獲得したILBロクアン・スミスの約束された活躍など、シーズン後半にも楽しみが盛りだくさんだ
このまま全勝も全然あり得るスケジュール。今年こそプレイオフを勝ち進んでスーパーボウルを制覇するぞ!