勝てば官軍!



今季二度目の同地区対決には、2011スーパーボウル優勝メンバーが集うことになった
レイ・ルイスやエド・リードやテレル・サッグス、マーシャル・ヤンダといったレジェンド級の大先輩たちの前で無様に負けるなんて許されないぞ!



レイブンズオフェンスvsブラウンズディフェンス
この試合は序盤かなり出遅れた。ゴール前に迫りながら攻め切ることが出来ず、最初の3ドライブで僅か6点
QBラマーのパスは終始調子が悪く、大体はプレッシャーがかかるかブラウンズのナイスカバーで投げられないかってな感じで結局9/16 120ヤードで0TD。レーティングはまたしても80.2とあまり良くない数字が出てしまった
とはいえ、インターセプトを0に抑えたのは褒めたいところ。もともとフィールドマネジメントで勝ってきたチームとコーチ陣なので、ゲームを壊すターンオーバーさえ減れば現状戦力でやりくりできるだけの実力はある。今後は保守的なコールも求められてくるだろう
レシーバーは、メインターゲットTEアンドリューがまさかの2ターゲット0キャッチ。ナショナルタイトエンドデーに超が付くほどの誤算が生まれてしまった
ただ、WRベイトマンは5ターゲット4キャッチで42ヤード、WRデュバネイも3ターゲット2キャッチで42ヤードと悪くないキャッチ率で稼いでくれた
他にはFBリカードが2/2で20ヤード、TEライクリーが1/1で16ヤードといった数字。そもそもパスプレー自体が16しかなかったしこんなものかな
この試合ではパスをやればやる程ダメだったので仕方ない。ブラウンズのアンドリュース徹底カバーがかなり良かった

この試合の肝はやはりランオフェンス。直前にRBガスがPUPリストから復帰し約600日ぶりのプレー
すると、いきなりの活躍をしてくれ、16キャリー66ヤードで何と2TD。レイブンズのタッチダウンの全てを生み出してくれた
特にこのギャンブル状況のタッチダウンがかなり大きかった。これがFGになっていたらさらに苦しい試合展開になっていただろう
またQBラマーも10キャリー59ヤードでリーグ5位のラッシングヤードに浮上。ついにはQBアンドリュースからピッチを受けるRBラマーというプレーまで生まれた
同じく復帰のRBヒルは5キャリー26ヤードとここだけならかなりの数字だが、4Q最終盤にブラウンズLBウース=コラモアのパンチを受けファンブルロスト。今季お馴染みの大ピンチを招いてしまった
ボールセキュリティがしっかりしていれば心強いRBなので、それだけ修正して欲しい。今季はパワーがアップして簡単に倒れなくなっているのが非常に良い。ブリッツピックアップも上手になってる
RBドレイクが大不調だったのもあり、チーム全体では160ラッシングヤードで平均3.6ヤードに留まったが、そのキャリー回数は実に44回。こうやって時間を削り取るオフェンスが好きなんだよなあ

オフェンスラインは大体いつものメンバー。4QあたりになってLTスタンリーとOLメケイリーをローテーションしていた感じだった
やはりLTスタンリーのパスプロはすごい。このままヘルシーでいてくれれば今後QBラマーの力強い相棒となってくれるはずだ
ただこの試合では結局3被サック。リーグ屈指の両エッジDEギャレットとDEクラウニーがいたのである程度は仕方ない。それもあってランプレーを多く選択したこともある
ブラウンズディフェンスは3サックに加えて5QBヒット4パスディフェンス。目を引くのは8ロスタックルという数字で、8人がそれぞれ1つずつとなっている。つまり、ディンフェスコールが良い。よく訓練されていて、DLからDBまでちゃんと突っ込んでタックルで仕留め切る技術がある。まあ厄介なこと
良くないILB陣の中でもタキタキはかなり良かった。ただやはりDL陣が薄いところはちゃんと突ける。これだけランを続けていけたのも、中央の勝負ではある程度勝てると踏んでいたからだろう

タイムポゼッションも34分と、ランが強いチームに対してリード。3rdダウンも7/15あれば安心だ
全体的に低調なオフェンスで、ターンオーバーも喫したが、RBとOL(+スペシャルチーム)のおかげで勝てるだけの得点は手に出来た。ただ、やはりこれが続くと苦しいのも確かではあるので何か対策を考えなければいけないだろう



ブラウンズオフェンスvsレイブンズディフェンス
QBブリセットは地味な印象と裏腹に、実はこの試合パス22/27というかなりの成功率。258ヤード稼いで0TD0intのレーティング106.5。数字では完全にレイブンズオフェンスを上回っていた
レシーバーではエースWRアマリ・クーパーにいきなり55ヤードボムが炸裂
WRクーパーは3キャッチで74ヤード、ほかWRピープルズ=ジョーンズが6キャッチ71ヤード、怪我で途中退場したがTEンジョクが7キャッチ71ヤードと重要な役者がしっかり活躍。序盤のリードを取ったり、終盤での追い上げを見せたりしてきやがった
しかし何とか0TDですんでいるのは見事。要所でプレッシャーがかかったことが功を奏し、この試合QBブリセットは2ファンブル1ロスト
復帰のOLBヒューストンがさっそく2サック1FF、DEキャンベルが1サック1FF、OLBオウェーが2QBヒット1FRとDLが頑張っただけでなく、ILBクイーンも1サック
またサックこそなかったものの、JPPもパスディフレクトを記録
そして何よりうれしいのが、新人Sハミルトンのキャリア初サックだ
ゴールが近いのもあってSのダブルブリッツも思い切れる展開、SストーンもSハミルトンもOLとの勝負に勝っているところが素晴らしい

パスの調子も良かったが、ブラウンズの十八番はやはりランオフェンス。RBニック・チャブを前半7キャリー20ヤードに抑えたにもかかわらず、最終的には16キャリー91ヤードとかなりの活躍を許すことに。更に、レイブンズにとって今季初のファーストドライブタッチダウンまでセットになってやってきた
特にみて欲しいのが体の強さ。同地区ライバルながら、すげえRBがいるもんだなと毎回関心してしまう

対してRBカリーム・ハントは1TDながら5キャリー4ヤードに封殺。特にILBクイーンの二連続ロスタックルがかなり効いた!
クイーンはこの試合11タックル3ロスタックル1サックという大活躍。特にこの1連のドライブで良いポジションを獲得できたのも大きかった。TDじゃなくてFGになっちゃったけど

他、Sストーンがゲームを終わらせるファンブルフォース&リカバーを1人でやり切るなどオフェンスに比べればディフェンスが踏ん張ってくれた試合だった
とはいえ、2ポゼッション差で4Qになった瞬間に全てが止められなくなるドライブが何故か生まれてしまうのも事実。楽な試合展開を一転苦しくしてしまうのでもうやめて頂きたい

総獲得ヤードはブラウンズの方が80ヤード近く上回っているが、勝った
試合展開に一番寄与してくれた数字は、やはり3rdダウン成功率2/11という点だろう。追い詰めて切るというオフェンスになかったものがディフェンスにはあってくれた。終盤のたるみさえなければ信頼できるユニットだぞ



スペシャルチーム
ごちゃごちゃ言ったが、この試合の勝因はほとんどスペシャルチームのおかげと言っていいだろう
まずKタッカーが序盤に2つの短いFGを決めると、4Qには55ヤードというロングキックも決めてくれて3点追加。この3点差で勝ったのだから足を向けて寝られない
また新人Pスタウトは69ヤードロングの平均60.3ヤード、インサイド20を1つ落とすなどキャリアベストゲームを展開し、ブラウンズをゴールから遠ざけてくれた
そしてリターンチームは、パントで1回46ヤードのリターン。上手く行っていないオフェンスを3点まで導いてくれた!
そして、めったに触れられることのないFGブロックチームも、ゲームをタイに戻しかねないFGトライをLBハリソンが顔面ブロック。FGを止めるコツは、そもそも土俵に立たせないことだぜ

ブラウンズはKヨークが最後のFGをブロックされて2/3
Pボジョークェズは平均57.7ヤードと相変わらず悪くないが、やはりリターンされがちな点が出てしまってもいた
リターンチームは、キックオフで27ヤードと合格点。パントは2回14ヤードと苦しめだったかな

キックオフカバーがあまり直っていないことは気になるが、FG・パント・パントリターン・ブロックとほとんどのスペシャルチームが活躍して勝利をもぎ取った試合になった
やはりランオフェンスと堅いディフェンスでコントロールしてスペシャルチームで勝つチームが好き


















この試合も、他の試合と同じく倍の点差をつけながら4Qに死闘になるという経過
とはいえ、同地区対決は勝てばそれですべてがチャラになるくらい大事な試合だ。良く逃げ切った!
今季この試合では珍しくリードされる出だしだったが、ハーフタイム時にはしっかりリードを奪いなおしているのは素晴らしい。そしてその点差を維持して勝てたのは明るい兆しでもある
他会場ではベンガルズがファルコンズに昨季のような試合運びで勝利。ちょっとやばいか
スティーラーズはSNFでやはりドルフィンズを追い越せず敗北している。このままピケットと共に沈み続けてくれればありがたいんだかなあ
AFC北では唯一の同地区全勝で4-3ながら地区首位は堅持。相変わらずアメフトって色んな負け方あるよなと思わせる試合運びだが、7試合の全てで一度は倍の点差をつけていることを褒めなければならないかも
次戦はTNFでバッカニアーズ戦。ハイポテンシャルチームとの試合が続くが、どんどん勝ってAFC首位を取ろう!