同地区対決は結果がすべて!





コンカッションプロトコルをクリアできずにDLキャンベルが痛いインアクティブ
対してブラウンズはチャブもハントもいてコンクリンも帰って来ている
メイフィールドの怪我だけは気がかりなものの、選手層に少し差があり厳しそうな状況だったが……


ブラウンズオフェンスvsレイブンズディフェンス
やはりQBメイフィールドの体はボロボロ。更には帰ってきたOLコンクリンが序盤に膝を怪我して試合離脱
ここに計算違いがあったか
ポケットがクリーンでも怪我の影響でかプレーが遅く正確性を失っている現状、そこにうまく付け入ってパスをあまり出さないことにやや成功
パスは18/37で247ヤード 1TD。50%以下の成功率ではさすがに厳しいか
ただレイブンズのセカンダリがずっと良かったかというとそうでもなく、WRランドリーに6キャッチ111ヤードを許した
またTEンジョクはブラウンズ唯一の20ヤードタッチダウンキャッチも記録している
ボルティモア贔屓からの目線ではキャッチ失敗に見えているが、中立から見れば明確なドロップの証拠がないのでフィールドの判定が通ったということになるだろう
ちくしょう
またTEハリソン・ブライアントへのパスは3つすべて成功。両チームで最長の41ヤードゲインをされるなど、この試合ブラウンズは1キャッチ平均13.7ヤードとかなり長め
キャッチさせないけど、キャッチされたらロングを許すパスディフェンスというのが今年の特徴かな?

チームの核であるCBハンフリーのところを11回狙われて100ヤードちょっと喪失、4つのファーストダウン。わずかに計算外ではあったが、彼も2つのパスディフェンスを記録
また他のセカンダリも気を吐いてくれて、ハンフリー以外は20ヤード以上のゲインを許さず5つのパスディフェンス。結構いいじゃないか!
フロントもQBメイフィールドに襲い掛かり、プレッシャーで手元を狂わせた
特に新人OLBオウェーは今日も6プレッシャー1サック1FF1FR、相手のスペシャルプレーをスピードでぶち壊すなど大車輪の活躍をしてくれた!
OLBヒューストンはベテランとしていぶし銀な活躍をしてくれている上に、ここ最近はOLBタイウス・バウザーも絶好調
ディフェンスフロントが3サック2ターンオーバーで試合を牽引した

ブラウンズのオフェンスラインはRTコンクリンのアウトを皮切りに、代役で入ったRTハンスやLTウィルスだけでなく、予想通りOGテラーの側からもプレッシャーを許す展開に
一方でOLビトーニオとトレッターはやはりリーグトップレベルのプロテクション。ここからは全くつけ入れられなかった

この試合の最大の勝因となったのはランディフェンス
1試合平均150ヤード以上をランで稼ぐリーグトップのラッシングチーム相手になんとラン17回40ヤードしか許さず
宿敵RBチャブは1回平均6ヤード走る怪物だが、この試合は8回16ヤードでなんと平均2ヤード
帰ってきたRBハントもパワーランで魅せてくれたが、結局7回20ヤードで平均3ヤードを下回るという衝撃的な展開を演出してくれた!
傑出していたのは2年目LBバトリック・クイーン。8タックルをすべてソロタックルで終えた上、自慢のスピードで2つのロスタックル、そしてパスカバーでは16ヤードしか許さなかった。あっぱれ!
レイブンズは合計で6つのロスタックルを記録。これがリーグ2位のランディフェンスよ

中央のランに固執して3TEを濫用したブラウンズは、フロント9のレイブンズディフェンスに大苦戦
もうすこしワイドなプレーを増やしても良かったとは思うが、RBチャブが中央大好きなのかもしれない
ともかくブラウンズオフェンス相手にはフロントオフェンス人数+1をフロントに集めるディフェンスが効果的だと判明した(3TEならOL5人を足して8人なので、ディフェンスフロントに9人集める)
2週間後は対策してくるかな?

ブラウンズオフェンスは全体で262ヤード10点止まり。1試合平均でのラン獲得ヤードもリーグ3位まで後退してしまった
レイブンズディフェンスはオフェンスの4INTなんて何のその、ターンオーバーから僅か3失点で往年のストロングディフェンス復活を予期させる大活躍をした
これでDLキャンベルがいないのだから恐ろしい
なのでそろそろパスディフェンス最下位は脱出したいところだ



レイブンズオフェンスvsブラウンズディフェンス
QBラマーは先週の欠場から体のキレは最高。そしてパスはディフェンスの方へキレていった
パス20/32で165ヤード1TDはまあまあだが、4INTはいただけない。レーティングも46.5とかなり厳しい評価だぞ


どれもディフェンスがすごいというよりかはQBラマーのパスがアレ
3人カバーに投げたり、ディフェンスが目に入ってなかったり、コミュニケーションミスだったり、パスが短かったりと精彩を欠きまくった
だけど、すべてがすべてダメだったわけではない

お気に入りのターゲットTEアンドリュースの抜け出しを見逃さず、またアンドリュースはどうやったら出来るのかというミラクルキャッチを披露
その後、襲い掛かる強力ブラウンズディフェンスを紙一重で躱し、最後はDEギャレットの手がかかりながらもワイドオープンだったTEアンドリュースにタッチダウンをヒット
レイブンズ唯一のタッチダウンを演出し、勝利に貢献してくれた
ただ4INTがどれもTEアンドリュースへのパスだったのは気がかり。活躍こそしてくれたもののTEアンドリュースとのコネクションは10ターゲットで4キャッチ65ヤードと総合的には振るわなかった
もっとも、それ以外のWRとのコネクションは上々。WRハリウッドは10ターゲット8キャッチ、WRベイトマンは4ターゲット4キャッチで計82ヤードをゲイン
1レシーブ平均8.3ヤードで、INT以外は確実にオフェンスを前へ進めた

懸念された被サックは2つのみで耐えた。RTメケイリーとRGザイトラーの右側からのプレッシャーは0、LTヴィラヌエヴァもリーグ屈指のパスラッシャーDEマイルズ・ギャレットを主な相手として僅かに3プレッシャーのみを許し、この試合は7プレッシャーしか与えなかった!
試合序盤のこれくらいしか印象にないぞ

LBは新人のJOKが出色の出来。こいつを2巡でブラウンズに与えたチームには反省してもらいたい
それ以外のLBはあまり目立たなかった

レイブンズのランオフェンスは直近2試合に比べたら大きく回復。43回148ヤードで平均3.4ヤードはやや少ない印象があるが、3.3ヤードを超えればランだけでファーストダウンを取れる計算なので及第点
QBラマーは試合後半からランの判断が冴えはじめ、17回68ヤード走って1人でブラウンズを超えてしまった
RBマレーが8回14ヤードで平均2ヤードすら超えられなかったのは激痛だったが、RBフリーマンは16回52ヤードで平均3.3ヤードを下回ったものの復調気配
特に試合終盤、ランと分かっているディフェンス相手にランを出せたことの何と頼もしいことか
それだけでなく、レイブンズにとってはかなりレアなRBスクリーンを見せるなどラン以外でのRBの活用を見出しつつもある
たまーに混ぜるWRデュバネイのジェットも、中央に集まり気味になるディフェンスを上手くいなせる搦め手となっている

まだまだオフェンスは不調と言っていいが、この試合はオフェンスラインに希望が見えた
この試合はQBラマーの方がパスで調子を落としたが、両者が噛み合えば去年までの強いオフェンスの復活が見れそうだ
RBは、まあ仕方ないよ


スペシャルチーム
それなりに高レベルだと思っていたブラウンズKマクラフリンが46ヤードのFGでまさかのミス
2つ目の46ヤードも左のバーに当たってギリ入るという乱れ方をした
一方でレイブンズのKタッカーは50ヤード以上でも当たり前のようにど真ん中に蹴りこむなど神たる所以を今日も披露
キャリアでの30ヤード以下が80/80になるなどFGを3つ全て成功させ、今日もチームの16点の内10点を獲得
GOATの道を突き進んでいる

キックオフリターンはブラウンズのみが行い15ヤードに封じた。逃げ回ったがレイブンズのカバーが良かったね

パントリターンはブラウンズが-3ヤードとむしろ後退したのに対して、レイブンズは3回36ヤードで平均12ヤード。ここ数試合は10ヤード以下が続いていたが調子が上がってきた

苦しいシーズン中盤を支え続けているのはKタッカーをはじめとするスペシャルチーム陣
彼らがいるからこそ怪我人が多くとも勝ちを拾えているのだ、感謝








魔境と化したAFC北を8-3でリードすることになったレイブンズ。地区内成績もこれで1-1になり一安心かな
ただブラウンズとは2勝差になったがベンガルズとの差は無いに等しく、しかも初戦ホームで負けているのでまだ地区では不利な状況でもある
そしてなぜか現状AFCのトップシード。勝ち続けているものの苦しい試合が多いのであまり実感がわかない
来週はまたしても同地区スティーラーズ戦。しかも今後はパッカーズ戦を間に挟んで敵地での同地区対決が続く鬼のスケジュール
調子を落としているとはいえ老獪スティーラーズは一片も侮れないぞ
しかし今週はライバルに勝利した!この美酒を飲み続けられるようあと6試合、出来れば怪我無く連勝してトップシードを取って欲しい!!!