勝てばいいんじゃい!!!



直前にQBラマーとWRハリウッドがアウトになり、QBハントリーが初先発
相手はディフェンスストロングなベアーズ。若手QBが一番当たりたくないチーム候補だった


レイブンズオフェンスvsベアーズディフェンス
QBハントリーはほぼQBラマーの劣化版。ラマーよりかは微妙に球離れが良いが、精度や球質は同程度、ディフェンスをかわす能力やスクランブル能力は明らかに劣っている
そして最も大きな違いは経験値。どうしてもここがスタッツに影響してきてしまう
パスは26/36 219ヤードで成功率7割超えとまずまずだが、20ヤード以上のパスは2本のみで成功1回。とにかく確実性を意識したオフェンスが展開されたが、その分ヤードが稼げず終始苦しい
また1INT(DBタショーン・ギプソンSr.)はFGレンジに入ってほぼ確実に逆転できる状況下でのものだったことも気がかり。不運感もあるが、やはり経験値の差か
QBレーティングは76.0。まあこんなもんでしょ

それでも終盤に逆転に導く長めのパスを立て続けに成功させた力は見事!
WRワトキンスやWRデュバネイも良くとってくれた

そしてこの試合最も頼りになったのが誰であろうTEアンドリュース
10ターゲット8キャッチ73ヤードでしっかり進めてくれた
特にこのキャッチはお見事!

一方でランは相変わらず沈黙気味。この試合も34回123ヤードで1回平均3.6ヤードほどしか出なかった
RBフリーマンが16回49ヤードで3.1ヤード平均、RMマレーが10回32ヤードで3.2ヤード平均というのは頭が痛い。ベアーズディフェンスもQBハントリーのパスは警戒せず、ラン攻撃にしっかりシフトしてきたからというのもある
しかしこの試合うちの唯一のタッチダウンはランだった
またQBハントリーのラッシング能力はラマー以下ではあるが、それでもかなりの能力の持ち主ではある。7回40ヤード、5.7ヤード平均でモバイルQBたる所以を示したくれたぞ

LBカリル・マック、DLアキーム・ヒックスなどを怪我で欠くベアーズ
それでも、どちらかと言えばランブロッキングタイプの多いオフェンスラインはパスプロで終始負け気味。特にLTヴィラヌエヴァがDEロバート・クインに圧倒され7プレッシャー4サックも献上
他LBトラヴィス・ギプソンとCBキンドル・ヴィルドアにも1サックずつくらい計6サック。QBハントリーの逃げ方も悪いが、それでも多い!
フロントから5サックも浴びてたらまともにプレーが出せない
それだけDEクインが強かったんだけども

ベアーズのタックルリーダーはLBロクアン・スミス。その数なんと驚異の17タックル!
いいなあ、こんなLBいたら見てて楽しいだろうなあ

セカンダリも良い働きをしていたが、特に両Sが見事。インターセプトをしたDBタショーン・ギプソンSr.は個人的には思わぬ伏兵でしたでした
逆にCBキンドル・ヴィルドアとCBデューク・シェリーは狙いやすかった感じはするかな

6サックの影響でオフェンス全体でのパス獲得ヤードは176ヤード止まり。合計でも299ヤードしか出せずに得点も1TD3FG1EXPで16点のみ。それでも先週の10点よりかは改善したぞ!

終盤力で何とか相手を上回れたが全体的にはディフェンスが勝利した一日
ただタイムポゼッションは39分:21分という圧倒っぷりだった


ベアーズオフェンスvsレイブンズディフェンス
スターターはQBジャスティ・フィールズ。彼のオフェンスはレイブンズにとっては与し易し
WRアレン・ロビンソンの欠場もあってかパス4/11 79ヤード 0TDと抑えきって前半は無得点
OLBバウザーがしっかりとボールにパンチを浴びせFFからのリカバーも
レーティングは62.3止まり。ディフェンスよくやった

ただ後半からかつての仇敵QBアンディ・ドルトンが出てきてすぐタッチダウン
たったの2プレーで前半無得点が台無しになってしまった
しっかりタックルする技術が必要だ

また試合終盤、ここを凌げばほぼ勝ちという局面でもこれ
4thダウン11ヤードでこのディフェンスプレーコールはどうなの、とも思うがとにかくロングパス2本で今までのディフェンスを帳消しにされるいつものパターンを今日もやってしまった
WRマーキス・グッドウィンのダブルムーブのスピードも良かった
QBドルトンはパス11/23で201ヤード 2TDを獲得。レーティングは107.3。やられはしたが、全体的にはパスの精度が幸運にもメチャクチャだったので何とか踏みとどまれた
WRダレル・ムーニーが大活躍で5キャッチ121ヤード。しかし16ターゲットで5キャッチなので大体はカバーできてたと言っていいかな。ロングパスのカバーだけ何とかしてもらいたい
復帰したてのCBクリス・ウェストリーが狙われまくって、ここだけで193ヤードを許している。でもCBピータースの代わりのCBエイヴレットの代わりのCBという位置づけでもあるので、ある程度は仕方ないかな……
なんもかんも怪我人多いのが悪い
CBハンフリーとSクラークはスターターとしての威厳を示す活躍。CBハンフリーは7ターゲットに対し2キャッチ10ヤードのみ、Sクラークは3ターゲットに対して1キャッチ9ヤードのみとしっかり抑えた
ただ他のセカンダリ陣が気を張れなかったり狙われたりしたので修正を期待
CBエイヴレットとDBジスミスには早めに帰ってきてもらわないと困るぞ

ベアーズのラン攻撃は好調。レイブンズのランディフェンスも好調
RBデイビッド・モンゴメリは14回58ヤードで4.1ヤード平均とまあまあ、RBカリル・ハーバートは1回のみで0ヤードと大誤算か
QBフィールズには4回23ヤード、WRジャキーム・グラントSr.には1回11ヤードと変則ランにはやられたので全体的にはラン20回92ヤード 1回平均4.6ヤードとやられた方ではあるが、RBだけで見れば15回58ヤードで1回平均3.9ヤード程度なので止めたと言っていいだろう

うちのタックルリーダーはLBクイーンの7タックル。更に今日はここで1キャッチ5ヤードしか許さなかった
そして今日もっとも褒めたいのはOLBタイウス・バウザー。いまいち影の薄い印象の選手だが、この試合ではMVPレベルの活躍
16スナップしか出なかったのに5タックル3プレッシャー2サック1FF、しかも勝利を決めたのは彼だ

ベテランOLBヒューストンも子供の「130サックを目指して」という願いに応えようと1サック
計3サックは十分な働き
新人OLBオウェーもプレッシャーはかけられていた
ベアーズのパスを15/34つまり44%の成功のみに抑えたのは見事。またランディフェンスも悪くなかった
やはり問題はタックルミスとロングパスのカバーか

それさえなければシャットアウトすら視野に入る試合だったが、実際には終盤に逆転勝利という幕引き
タックルとカバーの練習は引き続き頑張ってもらいたい


スペシャルチーム
この日のソルジャーフィールドは風が強く芝も良くなかった
その影響かベアーズのKカイロ・サントスは40ヤードのFGをミスして先制に失敗
そんな中でもKタッカー神はFG3/3にEXPもしっかり成功させて1人で10点を獲得。3FG>1TDって素晴らしい

キックオフリターンはベアーズが17ヤード程度、レイブンズはしっかり平均25ヤードで及第点の働きをした
パントリターンはベアーズが4ヤード、レイブンズが平均9.5ヤード。ここ2試合10ヤード以下に抑えられていて少し心配かな
それでも相手の倍は出した





ドルフィンズとベアーズに連敗というのは絶対に避けたかったところでのQBラマーの離脱
そして試合終盤での被ロングタッチダウンと今回も顔が青ざめる展開に
怪我人がかなり多く、負けて普通な試合だったが今回も逆転勝利してくれた。それだけで幸せだ
メンバーがいなさ過ぎてオフェンスの内容を評価してもあまり意味のない試合だったかな。重要なのは1勝という事実だけだ
さて次週からは地獄のスケジュールの始まり
皮切りはSNFでのブラウンズ戦。ここ数試合はパッとしないブラウンズだが、重要メンバーが示し合わせたかのように続々と帰ってきているのでかなり心配
こっちはQBラマーやWRハリウッド、DLブランドン・ウィリアムスやCBエイヴレットが帰ってこれるかの心配をまずしなければならないというのもストレスの種となっている
重要な1勝をもぎ取って、何故かAFC第一シードを狙える位置に浮上してきた。このまま突っ切って、プレイオフまでに怪我人が帰ってくることを祈ろう!